悲慈輝

前集121-140

前集126 相手の落ち度には、相手がそれに気づくようにほのめかす

起 原文 覺人之詐 不形於言受人之侮 不動於色此中有無窮意味 亦有無窮受用 人の詐りを覚りて、言に形はさず人の侮りを受けて、色に動かさずこの中に、無窮の意味有り、また無窮の受用有り 無窮(むきゅう)、言葉に言い尽くしが...
前集121-140

前集125 問題点が何かを「理解」して「行動」する

起 原文 勝私制欲之㓛 有曰識不早 力不易者有曰識得破 忍不過者葢識是一顆照魔的明珠 力是一把斬魔的慧剣両不可少也 私に勝ち欲を制するの功は、識ること早からざれば、力易からずという者有り識の得て破るも忍過ぎずという者有り蓋し識...
前集121-140

前集124 世の中、常に変化します。今の苦痛は、明日は別物に。

起 原文 霽日青天 倏變為迅雷震電疾風怒雨 倏轉為朗月晴空氣機何常 一毫凝滞太虗何常 一毫障塞人心之體 亦當如是 霽日青天、たちまち変じて迅雷震電と為り疾風怒雨、たちまち転じて朗月晴空と為る氣機何ぞ常ならん、一毫の凝滞なり太虗...
前集121-140

前集123 心の中は、緩急両者をバランス良く保つ

起 原文 念頭昏散處 要知提醒念頭喫緊時 要知放下不燃恐去昏昏之病 又来憧憧之擾矣 念頭昏散の処は、提醒を知らんことを要す念頭喫緊の時は、放下を知らんことを要すしからざれば、恐らくは昏昏の病を去って、また憧憧の擾を来さん ...
前集121-140

前集122 無口な人、怒りっぽい人、自我自賛な人と交流は、まずは様子をみる

起 原文 遇沈沈不語之士 且莫輸心見悻悻自好之人 応須防口 沈沈として語らざるの士に遇はば、しばらく心のいたすなかれ悻悻自ら好するの人を見ば、まさに須らく口を防ぐべし 好する(よみする)、称賛する。称揚する;悻悻(こうこ...
前集121-140

前集121 他人の欠点は取り繕う。頑固さには、柔軟性で対応

起 原文 人之短處要曲為弥縫如暴而揚之 是以短攻短人有頑的要善為化誨如忿而嫉之 是以頑濟頑 人の短処は、つぶさに念を入れて弥縫を為すことを要すもし暴して之を揚ぐれば、是れ短を以て短を攻むるなり人頑有る的は、善く化誨を為すことを...
前集101-120

前集120 禁戒四箇条:偏信、自己過信、優越感、嫉妬

起 原文 毋偏信而為奸所欺毋自任而為氣所使毋以己之長而形人之短毋因己之拙而忌人之能 偏信して、奸に欺かるることなかれ自任して、気に使わるることなかれ己の長を以て、人の短をあらわすことなかれ己の拙に因って、人の能を忌むことなかれ...
前集101-120

前集119 心が燃えているときこそ、冷静な心が必要

起 原文 當恕火慾水正騰沸處 明明知得 又明明犯着知的是誰 犯的又是誰此處能猛然転念 邪魔便為真君矣 恕火慾水の正に騰沸する処に当り、明明に知得し、また明明に犯着す知る的は是れ誰ぞ、犯す的は又是れ誰ぞ此の処よく猛然として念を転...
前集101-120

前集118 流行に流されず、世間を俯瞰する客観性を持つ

起 原文 驚竒喜異者 無遠大之識苦節獨行者 非恒久之操 奇に驚き、異を喜ぶ者は、遠大の識無し苦節独行の者は、恒久の操に非ず 苦節独行、自分一人だけが苦境に立って異常なまでに節義を守ること 承 意訳 奇怪なこと...
前集101-120

前集117 組織のトップは、時代を先読みする努力が必要

起 原文 衰颯的景象 就在盛滿中發生的機緘 即在零落内故君子 居安宜操一心以慮患處變當堅百忍以圖成 衰颯的の景象は、すなわち盛満の中に在り発生的の機緘は、すなわち零落の内に在り故に君子は、安きに居ては宜しく一心を操って以って患...
前集101-120

前集116 素晴らしい才能、清廉潔白な心得は、周囲に隠すように

起 原文 藏巧於拙 用晦而明寓清之濁 以屈為伸真渉世之一壷 藏身之三窟也 巧を拙に蔵し、晦を用いて而して明らかにし清を濁によせ、屈を以って伸と為す真に世を渉るの一壷、身を蔵すの三窟なり 蔵し、かくすこと、人に見せぬこと;...
前集101-120

前集115 相手に対する恩恵は、相手がどう受け取るか次第

起 原文 千金難結一時之歓一飯竟致終身之感葢愛重反為仇 薄極翻成喜也 千金も一時の歓を結び難たく一飯もついに終身の感を致すけだし、愛重ければ反つて仇となり、薄極まつて翻て喜びを成す 承 意訳 大金を恵んでもその場限...
前集101-120

前集114 英雄は、小事を大切に、陰徳を積み、強いハートを持つ

起 原文 小處不滲漏 暗中不欺隠 末路不怠荒纔是個真正英雄 小処滲漏せず、暗中欺隠せず、末路怠荒せずわずかに是れ個の真正の英雄なり 滲漏(しんろう)、液体が外ににじみ出ること;末路、人生のどん底のような状態;怠荒(たいこ...
前集101-120

前集113 身内の異変には慌てず、周囲への諫言は機を逸しないように

起 原文 處父兄骨肉之變 宜従容 不宜激烈遇朋友交游之失 宜剴切 不宜優游 父兄骨肉の変に処しては、宜しく従容なるべく、激烈なるべからず朋友交遊の失に遇いては、宜しく剴切なるべく、優遊なるべからず 父兄骨肉、父母や兄弟の...
前集101-120

前集112 周囲に媚を売ることなく、自分の信念を貫く

起 原文 曲意而使人喜 不若直躬而使人忌無善而致人譽 不若無悪而致人毀 意を曲げて人をして喜ばしむるは、躬を直して人をして忌ましむるに若かず善無くして人の誉を致すは、悪無くして人の毀を致すに若かず 躬(み)、自ら、身体;...
前集101-120

前集111 一瞬の私利私欲が生涯に汚点を残す

起 原文 公平正論 不可犯手一犯則貽羞萬世權門私竇 不可着脚一着則點汚終身 公平正論は手を犯すべからず一たび犯せば則ち羞じを萬世にのこす権門私竇は脚を着くべからず一たび着くれば則ち終身の點汚す 私竇(しとう)、竇は穴、私...
前集101-120

前集110 公儀、旧交、陰徳を大切にして、堅実に過ごす

起 原文 市私恩不如扶公儀結新知不如敦旧好立栄名不如種隠徳尚竒節不如謹庸行 私恩を市るは公儀を扶くるに如かず新地を結ぶは旧好をあつくするに如かず栄名を立つるは隠徳を種うるに如かず奇節をたっとぶは庸行を謹むに如かず 市る(...
前集101-120

前集109 充実した日々であっても、日々我が行動を振り返る

起 原文 老来疾病 都是壮時招的衰後罪糵 都是盛時作的故持盈履滿 君子尤兢兢焉 老来の疾病は、すべて是れ壮時に招く的なり衰後の罪糵は、すべて是れ盛時になす的なり故に盈を持し満を履むは、君子尤も兢兢たり 罪糵(ざいげつ)、...
前集101-120

前集108 対立する2つの要素は常に表裏一体

起 原文 怨因徳彰故使人徳我 不若徳怨之両忘仇因恩立故使人知恩 不若恩仇之倶泯 怨みは徳に因ってあらわる故に人をして我れを徳とせしむるは徳怨ふたつながら忘るるに若かず仇は恩に因って立つ故に人をして恩を知らしむるは、恩仇のともに...
前集101-120

前集107 人生は有限、一瞬一瞬を大切に過ごす

起 原文 天地有萬古 此身不再得人生只百年 此日最易過幸生其間者 不可不知有生之樂亦不可不懐虗生之憂 天地に万古あれども、この身は再び得られず人生は只だ百年、この日最も過ぎ易し幸いにこの間に生まるる者は、有生の楽しみを知らざる...
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