ゆず

前集181-200

前集182 不遇の憂き目にあっても、忍耐を持ち、大局から自分の立ち位置を判断する

起 原文 語云 登山耐側路 踏雪耐危橋一耐字極有意味如傾険之人情 坎坷之世道 若不得一耐字撑持過去 幾何不堕入榛莾坑塹哉 語に云う、「山に登りては脇路に耐へ、雪を踏んでは危橋に耐ふ」と一の耐の字、極めて意味有り傾険の人情、坎坷...
前集181-200

前集181 自己アピールはほどほどに、徳を伴う平凡な行動こそが穏やかさの源

起 原文 陰謀怪習 異行竒能 倶是渉世的禍胎只一個庸徳庸行 便可以完混沌而召和平 陰謀怪習、異行奇能は、倶に是れ世を渉る的の禍胎なり只一個の庸徳庸行、便ち以って混沌を完うして、和平を召くべし 陰謀怪習(いんぼうかいしゅう...
前集161-180

前集180 慈悲の心は和気を醸し出し、行動の潔白さは後世に伝わる

起 原文 一念慈祥 可以醞醸両間和氣寸心潔白 可以昭垂百代清芬 一念の慈祥、以て両間の和気を醞醸すべし寸心の潔白、以て百代の清芬を昭垂すべし 慈祥(じしょう)、一片の慈悲の心;両間、天地の間;醞醸(うんじょう)、醸し出す...
前集161-180

前集179 人を指導するときは、相手の性格に応じた指導方法を考える

起 原文 遇欺詐的人 以誠心感動之遇暴戻的人 以和氣薫蒸之遇傾邪私曲的人 以名義氣節激礪之天下無不入我陶冶中矣 欺詐的の人に遇はば、誠心を以って之を感動させ暴戻的の人に遇はば、和気を以って之を薫蒸せしめ傾邪私曲の人に遇はば、名...
前集161-180

前集178 節義や道学への信念は心の中に。周囲へのアピールはほどほどに。

起 原文 標節義者 必以節義受謗 榜道學者 常因道學招尤故君子不近悪事 亦不立善名 只渾然和氣 纔是居身之珍 節義を標する者は、必ず節義をもって謗を受け、道学を榜する者は、常に道学に因って尤を招く故に君子は、悪事に近づかず、ま...
前集161-180

前集177 自己には厳しく・対外的には穏和で、しかし悪人には油断しないように

起 原文 士君子 處權門要路 操履要嚴明 心氣要和易毋少随而近腥羶之党 亦毋過激而犯蜂蠍之毒 士君子、権門要路に処れば、操履は厳明なるを要し、心気は和易なるを要す少しく随うて腥羶の党に近づく毋れ、亦過激にして蜂蠍の毒を犯す毋れ...
前集161-180

前集176 物事の開始までは多方面から検討、一旦始まれば専心

起 原文 議事者 身在事外 宜悉利害之情任事者 身居事中 當忘利害之慮 事を議する者は、身、事の外に在って、宜しく利害の情を悉すべし事に任ずる者は、身、事の中に居て、当に利害の慮りを忘るべし 悉(つく)す、ことごとく・ ...
前集161-180

前集175 どんな状況でも、心静かに冴えた頭脳で対応する(油断禁物!)

起 原文 無事時心易昏冥宜寂寂而照以惺惺有事時心易奔逸宜惺惺而主以寂寂 事無きの時は、心、昏冥し易し宜しく寂寂にして、照すに惺惺を以ってすべし事有るの時は、心、奔逸し易し宜しく惺惺にして、主とするに寂寂を以ってすべし 昏...
前集161-180

前集174 人の心は深淵で、地球の多彩な気候と似ている

起 原文 心體便是天體一念之喜 景星慶雲一念之怒 震雷暴雨一念之慈 和風甘露一念之嚴 烈日秋霜何者少得只要随起随滅 廓然無碍便與太虗同體 心体は、便ち是れ天体なり一念の喜びは、景星慶雲一念の怒りは、震雷暴雨一念の慈は、和風甘露...
前集161-180

前集173 ヒト以外の小さな生き物・命に対して慈愛を持つ

起 原文 為鼠常留飯 憐蛾不點燈古人此等念頭 是吾人一點生生之機無此便所謂土木形骸而已 鼠の為に常に飯を留め、蛾を憐れんで燈を点せず古人此等の念頭、これ吾人一点生々の機なり此れ無ければ、便ち所謂土木の形骸のみ 承 意訳 ...
前集161-180

前集172 周囲からの評価は、その人の本質とは無関係

起 原文 我貴而人奉之 奉此峩冠大帯也我賤而人侮之 侮此布衣草履也然則原非奉我 我胡為喜原非侮我 我胡為怒 我れ貴くして、人之れを奉ずるは、此の峨冠大帯を奉ずるなり我れ賤しくして、人之れを侮るは、此の布衣草履を侮るなり然らば、...
前集161-180

前集171 自分の本性を知るには、心を静かにして、考えを整理整頓する

起 原文 心虗則性現不息心而求見性 如撥波覓月意浄則心清不了意而求明心 如索鏡增塵 心虚なれば、則ち性現ず心を息めずして性を見んことを求めば、波を撥いて月を覓むるが如し意浄ければ、則ち心清し意を了ぜずして心を明らかにせんことを...
前集161-180

前集170 相手にとって「厳しい」の対応から始めて、徐々に「寛大な」対応にする

起 原文 恩宜自淡而濃先濃後淡者 人忘其惠威宜自嚴而寛先寛後嚴者 人怨其酷 恩は宜しく淡よりして濃なるべし濃を先にし淡を後にする者は、人其恵を忘る威は宜しく厳よりして寛なるべし寛を先にして厳を後にする者は、人其酷を怨む ...
前集161-180

前集169 俗世間を楽しみながら、習俗の汚れに染まらないようにする

起 原文 能脱俗便是竒作意尚竒者 不為竒而為異不合汚便是清絶俗求清者 不為清而為激 能く俗を脱すれば、便ち是れ奇なり作意に奇を尚ぶ者は、奇と為さずして異と為す汚に合せざれば、便ち是れ清なり俗を絶って清を求むる者は、清と為さずし...
前集161-180

前集168 自分には厳しく、他人には愛情を

起 原文 人之過誤宜恕 而在己則不可恕己之困辱當忍 而在人則不可忍 人の過誤は宜しく恕すべし、而して己にあっては則ち恕すべからず己れの困辱は当に忍ぶべし、而して人にあっては則ち忍ぶべからず 過誤(かご)、あやまち。やり損...
前集161-180

前集167 常日頃から自分の本心を知り、悟り、行動を決定する

起 原文 憑意興作為者 随作則随止豈是不退之輪従情識解悟者 有悟則有迷終非常明之橙 意の興るに憑って作為する者は、随って作せば則ち随って止む豈に是れ不退の輪ならんや情の識るに従って解悟する者は、悟ること有らば則ち迷うこと有り終...
前集161-180

前集166 道徳の実践に励み、守銭奴にはならないように

起 原文 勤者敏於徳義而世人借勤 以濟其貧儉者淡於貨利而世人假 儉以飾其吝君子持身之符 反為小人営私之具矣惜哉 勤なる者は徳義に敏む而して世人は勤を借りて以て其の貧を済う倹なる者はは貨利に淡し而して世人は倹を仮りて以て其の吝を...
前集161-180

前集165 旧友の存在、隠れた善行、人生の先輩を大切にする

起 原文 遇故旧之交 意氣要愈新處隠微之事 心迹宜愈顕待衰朽之人 恩禮當愈隆 故旧の交に遇はば、意気愈新たなるを要す隠微の事に処しては、心迹宜しく愈顕はるべし衰朽の人に待するは、恩礼当に愈隆なるべし 心迹(しんせき)、心...
前集161-180

前集164  善行も、悪行も、少し時間が経ってから自分に戻る

起 原文 為善不見其益 如草裡東瓜自応暗長為悪不見其損 如庭前春雪當必潜消 善を為して其の益を見ず、草裡の東瓜の如し自ずから応に暗に長ずべし悪を為して其の損を見ず、庭前の春雪の如し当に必ず潜かに消すべし 応に、まさに ...
前集161-180

前集163 生き生きとした人生のためには、心の広さと温かさが大切

起 原文 念頭寛厚的 如春風煦育萬物遭之而生念頭忌刻的 如朔雪陰凝萬物遭之而死 念頭寛厚なるは、春風の煦育の如し万物は之に遭うて生ず念頭忌刻なるは、朔雪の陰凝の如し万物は之に遭うて死す 忌刻(きこく)、他人の才能を妬み、...
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