前集101-120

前集110 公儀、旧交、陰徳を大切にして、堅実に過ごす

起 原文 市私恩不如扶公儀結新知不如敦旧好立栄名不如種隠徳尚竒節不如謹庸行 私恩を市るは公儀を扶くるに如かず新地を結ぶは旧好をあつくするに如かず栄名を立つるは隠徳を種うるに如かず奇節をたっとぶは庸行を謹むに如かず 市る(...
前集101-120

前集109 充実した日々であっても、日々我が行動を振り返る

起 原文 老来疾病 都是壮時招的衰後罪糵 都是盛時作的故持盈履滿 君子尤兢兢焉 老来の疾病は、すべて是れ壮時に招く的なり衰後の罪糵は、すべて是れ盛時になす的なり故に盈を持し満を履むは、君子尤も兢兢たり 罪糵(ざいげつ)、...
前集101-120

前集108 対立する2つの要素は常に表裏一体

起 原文 怨因徳彰故使人徳我 不若徳怨之両忘仇因恩立故使人知恩 不若恩仇之倶泯 怨みは徳に因ってあらわる故に人をして我れを徳とせしむるは徳怨ふたつながら忘るるに若かず仇は恩に因って立つ故に人をして恩を知らしむるは、恩仇のともに...
前集101-120

前集107 人生は有限、一瞬一瞬を大切に過ごす

起 原文 天地有萬古 此身不再得人生只百年 此日最易過幸生其間者 不可不知有生之樂亦不可不懐虗生之憂 天地に万古あれども、この身は再び得られず人生は只だ百年、この日最も過ぎ易し幸いにこの間に生まるる者は、有生の楽しみを知らざる...
前集101-120

前集106 心の中は自由自在、実際の行動は熟考を重ねて

起 原文 士君子 持身不可輕輕則物能撓我 而無悠閒鎮定之趣用意不可重重則我為物泥 而無瀟洒活溌之機 士君子、身を持するには軽々しくすべからず軽々しくすれば則ち物よく我れを撓めて、悠閒鎮定の趣なし意を用いるには重々しくすべからず...
前集101-120

前集105 他人の悪事は忘却し、美点は記憶する

起 原文 不責人小過 不發人陰私 不念人旧悪三者可以養徳 亦可以遠害 人の小過を責めず、人の陰私を発かず、人の旧悪を念はず三者を以て徳を養うべく、また以て害に遠ざかるべし 陰私、人に言えない後ろめたいこと;発く、あばく;...
前集101-120

前集104 美味しいもの、楽しいことは、腹五分目くらいに

起 原文 爽口之味 皆爛腸腐骨之薬五分便無殃快心之事 悉敗身喪徳之媒五分便無悔 爽口の味は、皆爛腸腐骨の薬なり五分なれば、すなわち禍いなし快心の事は、悉く敗身喪徳の媒なり五分なれば、すなわち悔いなし 爽口(そうこう)、さ...
前集101-120

前集103 功名富貴からの束縛から自由になり、自分の本心を見直す

起 原文 以幻迹言 無論㓛名冨貴 即肢體亦属委形以真境言 無論父母兄弟 即萬物皆吾一體人能看得破 認得真 纔可任天下之負担 亦可脱世間之韁銷 幻迹を以て言えば、功名富貴を論ずるなく、即ち肢体もまた委形に属す真境を以て言えば、父...
前集101-120

前集102 文章や人間の品格は(一流の域に達したならば)自然の状態に任せることができる

起 原文 文章做到極處 無有他竒只是恰好人品做到極處 無有他異只是本然 文章極処になし到れば、他の奇有ること無し只だ是れ恰好人品極処になし到れば、他の異有ること無し只だ是れ本然 恰好(かっこう)、ちょうど似つかわしいさま...
前集101-120

前集101 心に至誠を持てば、どんなことでも成し遂げられます

起 原文 人心一真 便霜可飛 城可隕 金石可貫若偽妄之人 形骸徒具 真宰已亡對人側面目可憎 獨居則形影自媿 人心の一たび真なれば、すなわち霜飛ばすべく、城おとすべく、金石つらぬくべし偽妄の人のごときは、形骸徒に具わるも、真宰は...
前集081-100

前集100 富貴叢中に育った者は、清貧の心を持つべし

起 原文 生長冨貴叢中的 嗜欲如猛火 權勢似烈焔若不帯些清冷氣味 其火焔不至焚人 必将自爍矣 富貴叢中に生長する的は、嗜欲は猛火の如く、権勢は烈焔に似たりもしその清冷の気味を帯びざれば、その火焔、人を焼くに至らざれば、必ずや将...
前集081-100

前集099 逆境は人間を育て、順境は人間をダメにする

起 原文 居逆境中 周身皆鍼砭薬石 砥節礪行而不覺處順境内 滿前盡兵刄戈矛 銷膏靡骨而不知 逆境の中に居れば、周身皆鍼砭薬石、節を砥ぎ行いを磨いて覚えず順境の内に処れば、満前悉く兵刄戈矛、膏を銷し骨を靡して知らず 鍼砭薬...
前集081-100

前集098 周囲との調和を保ちながら、自分の主義主張を実践

起 原文 澹泊之士 必為濃艶者所疑撿飾之人 多為放肆者所忌君子處此 固不可少變其操履 亦不可太露其鋒芒 淡白の士は、必ず濃艶の者のために疑われ検飾の人は、多く放肆の者のために忌まる君子これに処して、固より少しもその操履を変ずべ...
前集081-100

前集097 周囲の世界をどう感じるかは自分の心の中次第

起 原文 此心常看得圓滿 天下自無欠陥之世界此心常放得寛平 天下自無険側之人情 この心 常に看得て円満ならば、天下自ずから欠陥の世界なからんこの心 常に放ち得て寛平ならば、天下自ずから険側の人情なからん 圓滿(えんまん)...
前集081-100

前集096 家人の過失には、穏やかに諭すように忠告する

起 原文 家人有過 不宜暴怒 不宜輕棄此事難言 借他事隠諷之今日不悟 俟来日再警之如春風解凍 如和氣消氷 纔是家庭的型範 家人過ち有らば、宜しく暴怒すべからず、宜しく軽棄すべからず此の事言い難ければ、他事を借りて隠に之を諷せよ...
前集081-100

前集095 学問を修めた人は、高い徳で行動すべき

起 原文 君子而詐善 無異小人之肆悪君子而改節 不及小人之自新 君子にして善を詐るは、小人の悪をほしいままにするに異なるは無し君子にして節を改むるは、小人の自ら新たにするに及ばず 改節、節操(自分の信じる主義・主張)を変...
前集081-100

前集094 今の幸せは先祖に感謝、子孫の幸福には責任を持つ

起 原文 問祖宗之徳澤 吾身所享者是當念其積累之難問子孫之福祉 吾身所貽者是要思其傾覆之易 祖宗の徳澤を問わば、吾が身に享くる所のもの是なりまさに其の積累の難きを念ふべし子孫の福祉を問わば、吾が身にのこす所のもの是なり其の傾覆...
前集081-100

前集093 その人の行動 = その人の価値

起 原文 平民肯種徳施惠 便是無位的公相士夫徒貪權市寵 竟成有爵的乞人 平民あえて徳を植え恵を施こさば、すなわち是れ無位的の公相なり士夫いたずらに権を貪りて寵をうらば、ついに有爵的の乞人となる 無位的公相、位のない王公宰...
前集081-100

前集092 人の価値は後半生で決まる

起 原文 聲妓晩景従良 一世之胭花無碍貞婦白頭失守 半生之清苦倶非語云看人只看後半截真名言也 声妓も晩景に良に従えば、一世の胭花障りなし貞婦も白頭に守を失えば、半生の清守ともに非なり語に云う「人を看るには、只だその後半截を看よ...
前集081-100

前集091 節義を守る貞節の士には福来る

起 原文 貞士無心徼福天即就無心處牖其衷嶮人着意避禍天即就着意中奪其魄可見天之機權最神人之智巧何益 貞士は福をもとむるに心なし天はすなわち無心の処に就いてその衷を開く嶮人は禍を避くるに意をつく天はすなわち着意の中に就いてその魄...
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