後集109 自分を磨くことに専心する

後集101-120

起 原文

縄鋸木斷 水滴石穿
学道者須加力索
水到渠成 瓜熟蔕落
得道者一任天機

繩鋸も木断ち、水滴も石穿つ
道を学ぶ者は、須らく力索を加うべし
水到ればに渠成り、瓜熟せば蔕を落つ
道を得る者、一に天機に任す

繩鋸(じょうきょ)、つるべの縄が鋸のようになること;渠(みぞ)、溝;

承 意訳

井戸のつるべの縄はいずれかは鋸のように木枠の木を切るし、水滴も同じところに落ち続ければ石に穴をあけます

道を学ぶ者は、そのような絶えることのない努力が必要です

水が来れば自然と溝ができ、瓜が熟せば自然と蔕が落ちます

道を悟ろうとする者は、大自然に悟りのタイミングをお任せするのが良いだろう

転 別視点

何かを求めても機が熟していなければ、うまく行かない

成功を画策しなくても、機が熟せば自然とそのときはやって来ます

自分が下心を持って画策してもなかなかうまく行きません

結 まとめ

余計なことは考えずに、自分を磨くことに専心しましょう

Follow me!

PAGE TOP