後集113 静かな環境、自然の中で、趣味に没頭

後集101-120

起 原文

登髙使人心曠 臨流使人意遠
讀書於雨雪之夜 使人神清 舒嘯於丘阜之嶺 使人興邁

高きに登れば、人をして心曠からしむ、流れに臨めば、人をして意遠からしむ
書を雨雪の夜に読めば、人をして神清からしむ、嘯を丘阜の嶺に舒ぶれば、人をして興邁かしむ

意遠し(いとおし)、気持ちが遠く、世俗を離れた気持ちになる;嘯(しょう)、声を長くひいて詩歌をうたう;丘阜(きゅうふ)、小高い丘

承 意訳

高い山に登れば、心が広々とした気持ちになり、清らかな川の流れに接すれば、世俗を離れた気持ちになります

書物を雨、雪の夜に読めば、心清らかな気持ちになり、小高い丘で詩を口ずさめば、興を感じることができます

転 別視点

風情のあることは何かという一例を示しています

静かな環境、自然の中で、自分の好きなことをゆったりと楽しむことが、洪自誠さんの時代の最も奥ゆかしい楽しみ方だったようです

現代でも、人間臭いことから距離を置いて、趣味に没頭することは心の潤いになりそうです

結 まとめ

静かな環境、自然の中で、自分の好きなことをゆったりと楽しみたい

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