中庸之道

過ぎたるは及ばざるが如しです。どんなことでも極端なものはひずみを生じます。

前集121-140

前集134 一つの価値観ではなく、多面性を持った価値観を考慮

起 原文 有妍必有醜為之對我不誇妍 誰能醜我有潔必有汚為之仇我不好潔 誰能汚我 妍有れば必ず醜有って之が対為す我、妍に誇らずんば、誰か能く我を醜とせん潔有れば必ず汚有って之が仇を為す我、潔を好まずば、誰か能く我を汚さん ...
前集121-140

前集129 思慮深さと未来への推察はバランスよく心に持つ

起 原文 害人之心不可有 防人之心不可無 此戒疎於慮也寧受人之欺 毋逆人之詐 此警傷於察也二語竝在 精明而渾厚矣 人を害するの心は有るべからず、人を防ぐの心は無かるべからず、此れ慮りに疎きを戒むる(いましむる)なり寧ろ人の欺き...
前集121-140

前集123 心の中は、緩急両者をバランス良く保つ

起 原文 念頭昏散處 要知提醒念頭喫緊時 要知放下不燃恐去昏昏之病 又来憧憧之擾矣 念頭昏散の処は、提醒を知らんことを要す念頭喫緊の時は、放下を知らんことを要すしからざれば、恐らくは昏昏の病を去って、また憧憧の擾を来さん ...
前集101-120

前集104 美味しいもの、楽しいことは、腹五分目くらいに

起 原文 爽口之味 皆爛腸腐骨之薬五分便無殃快心之事 悉敗身喪徳之媒五分便無悔 爽口の味は、皆爛腸腐骨の薬なり五分なれば、すなわち禍いなし快心の事は、悉く敗身喪徳の媒なり五分なれば、すなわち悔いなし 爽口(そうこう)、さ...
前集081-100

前集083 理想的な行動でも「過ぎたるは及ばざるがごとし」

起 原文 清能有容 仁能善斷明不傷察 直不過矯是謂蜜餞不甜 海味不鹹 纔是懿徳 清にしてよく容るること有り、仁よく断を善くす明は察を傷つけず、直にして矯に過ぎず是を蜜餞甘からず、海味鹹ならずという、わずかに是れ懿徳なり ...
前集081-100

前集081 完璧を求めず、中庸の道を歩む

起 原文 氣象要髙曠 而不可疎狂心思要縝密 而不可瑣屑趣味要冲淡 而不可偏枯操守要嚴明 而不可激烈 気象は髙曠なるを要す、しかも疎狂なるべからず心思は縝密なるを要す、しかも瑣屑なるべからず趣味は冲淡なるを要す、しかも偏枯なるべ...
前集061-080

前集061 学を志す者は一片の人間味あふれるユーモアを持つ

起 原文 學者有段兢業的心思 又要有段瀟洒的趣味若一味斂束清苦 是有秋殺無春生何以發育萬物 学者、段の競業的の心思有り、又段の瀟洒的の趣味あることを要すもし一味斂束清苦ならば、これ秋殺有って春生無きなり何を以てか万物を発育せん...
前集041-060

前集053 過度な期待をすると、必ず裏切られる

起 原文 人之際遇 有齊有不齊 而能使己獨齊乎己之情理 有順有不順 而能使人皆順乎以此相觀對治 亦是一方便法門 人の際遇は、ひとしき有り、ひとしからざる有り、しかも能く己をして独りひとしからしめんか己の情理は、順なる有り、順な...
前集041-060

前集050 他人には寛大さと厳格さ両者で臨機応変に対応

起 原文 處治世宜方 處乱世宜圓處叔季之世 當方圓並用待善人宜寛 待悪人宜嚴待庸衆之人 當寛嚴互在 治世に処するには宜しく「方」なるべく、乱世に処するには宜しく「円」なるべく叔季の世を処するには、当に方円並び用うべし善人を待す...
前集021-040

前集036 小人には適度な厳しさで、君子には適度の礼を

起 原文 待小人 不難於嚴 而難於不悪待君子 不難於恭 而難於有禮 小人を待つは厳に難からず、しかもにくまざるに難し。君子を待つは恭に難からず、しかも礼有るに難し。 待、待遇すること;恭、うやうやしいこと 承 意訳...
前集021-040

前集029 両極端はダメ、中庸を得ることに配慮する

起 原文 憂勤是美徳 太苦則無以適性怡情澹泊是高風 太枯則無以濟人利物 憂勤は是れ美徳なり、はなはだ苦しめば則ち以て性に適い、情をよろこばしむること無し澹泊は是れ高風なり、はなはだ枯るれば則ち以て人をすくい、物を利すること無し...
前集021-040

前集027 風流高潔な趣と国家を論じる見識を持ち合わす

起 原文 居軒冕之中 不可無山林的氣味處林泉之下 須要懐廊廟的經綸 軒冕の中に居ては、山林的の気味なかるべからず林泉のもとにおりては、須らく廊廟的の経綸をおもうを要すべし 軒冕(けんべん)、軒は中国で大夫以上の身分のもの...
前集021-040

前集022 “静かな心”と“躍動する心”の両者をバランス良く持ち合わせる

起 原文 好動者  雲雷風燈嗜寂者 死灰槁木須定雲止水中 有鳶飛魚躍氣象纔是有道的心體 動を好む者は雲雷風燈寂を嗜む者は死灰槁木すべからく定雲止水中、鳶飛び魚踊るの気象あるべしわずかに是れ有道的の心体なり 定雲止水,定雲...
前集001-020

前集010 うまく行っているときは慎重に、失敗続きでも諦めない

起 原文 恩裡由来生害故快意時 須早回頭敗後或反成㓛故拂心處 莫便放手 恩裡由来害を生ず。故に快意の時、すべからく早く頭を回すべし。敗後あるいは反って功を成す。故に心にもとるところ、すなわち手を放つことなかれ 恩裡、恩恵...
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