前集104 美味しいもの、楽しいことは、腹五分目くらいに

前集101-120

起 原文

爽口之味 皆爛腸腐骨之薬
五分便無殃
快心之事 悉敗身喪徳之媒
五分便無悔

爽口の味は、皆爛腸腐骨の薬なり
五分なれば、すなわち禍いなし
快心の事は、悉く敗身喪徳の媒なり
五分なれば、すなわち悔いなし

爽口(そうこう)、さっぱりとして口当たりがよい;爛腸腐骨、腸を痛め、骨を腐らせる毒薬;敗身喪徳、身をやぶり、滅ぼし徳を失うこと;媒(なかだち)、仲立ちとなるもの

承 意訳

口当たりの良い食べ物は、皆な腸を痛め骨を腐らすような毒薬となります

ただ、五分目くらいに抑えておけば害にはなりません

心が愉快になる楽しいことは、ことごとく身を滅ぼし、徳を失うことになってしまいます

ただ、五分目くらいに抑えておけば後悔するようなことは生じません

転 別視点

美味しいもの、楽しいことを完全には否定しません。かえって少々は人生を楽しみましょうと言っているようです。

ただ、美食、快楽のみを満足するまで満喫すると、欲は欲を生むとはいうもので、人間がダメになってしまうと警告しています。

腹八分目とはよく言いますが、五分目くらいにしておきなさいと。その風情を嗜むくらいに。

美食・快楽とは、少し距離を置いて、これは良いね、と理性を持って楽しめば自分を失うことはありません。

結 まとめ

美味しいもの、楽しいことは、腹五分くらいに控えておきましょう。そうすれば、身体の健康と心の健康を保つことができます。

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