前集134 一つの価値観ではなく、多面性を持った価値観を考慮

前集121-140

起 原文

有妍必有醜為之對
我不誇妍 誰能醜我
有潔必有汚為之仇
我不好潔 誰能汚我

妍有れば必ず醜有って之が対為す
我、妍に誇らずんば、誰か能く我を醜とせん
潔有れば必ず汚有って之が仇を為す
我、潔を好まずば、誰か能く我を汚さん

妍(けん)、美しいこと

承 意訳

美しいことと醜いことは、必ず対をなします

自分が美しいことを誇りに自慢すれば、誰かは自分を醜いものと批判します

清潔なことと汚いことは、必ず対をなします

自分が清潔なことを好めば、誰かが自分は汚れたものと扱います

転 別視点

物事には、どんな事象であっても対となる二面性があります。

偏った見方、偏った生活をすれば、必ず周囲からの反動が想定されます。

清く正しく生きることは、大切ですが、「てげてげ」が良いのかもしれません。

てげてげ、宮崎県、鹿児島県の方言で、ちょうど良い感じ!

結 まとめ

物事には対極となる二面性を伴います。偏った価値観ではなく、いろいろな多面性を持った価値観を重視します。

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