後集059 熱い心と冷静な視点を持つ

後集041-060

起 原文

熱閙中 着一冷眼 便省許多苦心思
冷落処 存一熱心 便得許多真趣味

熱閙の中、一の冷眼を着くれば、便ち許多の苦心の思を省く
冷落の処、一の熱心を存せば、便ち許多の真の趣味を得る

熱閙(ねつどう)、多事多忙、心が迷う忙しい時;許多(きょた)、多くの

承 意訳

多事多忙の最中であっても、落ち着いた視点を少しだけ持ち合わせていたならば、多くの苦しい思いを減ずることができます

落ちぶれて暇なときにおいては、少しの情熱を持ち合わせれば、多くの真の趣きを味わうことができます

転 別視点

忙しいときは、自分を客観的に見る冷静な視点

時間のあるときは、今こそ自分を実現するチャンスと思える情熱

両者ともわかってはいても、なかなか思いつかない視点ではあります。文字にすると思いつくことができるのかもと、今は考えています。

結 まとめ

熱い心と冷静な視点を持ち合わせると、人生を有意義に過ごせます

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