後集128 周囲に感謝する気持ちを忘れない

後集121-134

起 原文

一事起則一害生
故天下常以無事為福
讀前人詩云 勧君莫話封候事 一将㓛成萬骨枯
又云 天下常令萬事平 匣中不惜千年死
雖有雄心猛氣 不覺化為氷霰矣

一事起れば一害生ず
故に天下は常に無事を以って福と為す
前人の詩を読むに、云く「君に勧む話すこと莫れ、封候の事。一将の功成りて万骨枯る」と
又云く、「天下常に万事をして平らかならしむれば、匣中に千年死するを惜しまず」と
雄心猛気有りと雖も、覚えず化して氷霰と為る

封候(ほうこう)、封土を与えられて諸侯の列に連なること;匣中(こうちゅう)、箱の中;氷霰(ひょうさん)

承 意訳

一つの事が起きれば、一つの害が生じる

それ故、世の中は常に無事をもって良しとします

昔の人の詩を読むと「君には自慢しないでほしい、封土を与えられて出世したことを。なぜなら、一人のう功績には、多くの兵卒の犠牲が伴っているのだから」と

またこうも書いてあります「世の中が平和であるのならば、刀が千年箱の中にあり錆びてしまってもかまわない」と

雄々しい心、猛々しい気性であっても、この言葉を聞けば戦意は失せてしまいます

転 別視点

一人の成功の元には多くの人の支えが必要で、それが戦争であるならば人の命の上に成り立ちます。

現代における成功の場合は、周囲の人の命ではなく協力が必要です。しかしながら、その人の時間を使うのだから、命を削っていることと同じになりそうです。

昔も、今も、同じです!

結 まとめ

何かうまく行ったときには、周囲に感謝する気持ちを忘れてはいけないです。

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