後集121 周囲をどう感じるかは、自分の心次第

後集121-134

起 原文

世人為栄利纏縛 動曰塵世苦海
不知雲白山青 川行石立 花迎鳥咲 谷答樵謳
世亦不塵 海亦不苦 彼自塵苦其心爾

世人は栄利の為に纏縛せられて、動もすれば塵世苦海と曰う
知らず、雲白く山青く、川行き石立ち、花迎え鳥咲い、谷答え樵謳うを
世も亦塵ならず、海も亦苦ならず、彼れ自ら其の心を塵苦にするのみ

栄利(えいり)、栄誉と利益;纏縛(てんばく)、束縛、煩悩に縛られること;動(やや)もすれば、とかく・・・とする;塵世(じんせ)、汚れた世の中;

承 意訳

世の中の人は、栄利の念に束縛されているので、ややもすればこの世は汚く苦しいことばかりと言います

しかしながら、そんな人は雲が白く山が青く、川が流れ岩がたち、花が咲いて鳥がさえずり、谷はこだまし木こりは歌うような大自然を知りません

世の中は汚れたものではなく、海も苦痛で溢れているわけではありません

人間の心がそう感じさせているだけです

転 別視点

これまでいくつかの地域で勤務してきました

楽しい職場の勤務地は楽しい土地柄と今でも印象に残っています

辛い職場の勤務地は今でもその土地は良い印象はありません

心の持ちようで周囲の環境をどう感じるかが決まります

結 まとめ

周囲の環境にどのような感情を持つかは、自分の心の持ち方次第です

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