前集167 常日頃から自分の本心を知り、悟り、行動を決定する

前集161-180

起 原文

憑意興作為者 随作則随止
豈是不退之輪
従情識解悟者 有悟則有迷
終非常明之橙

意の興るに憑って作為する者は、随って作せば則ち随って止む
豈に是れ不退の輪ならんや
情の識るに従って解悟する者は、悟ること有らば則ち迷うこと有り
終に常明の橙に非ず

解悟(かいご)、悟ること、知ること

承 意訳

思い付きで物事を始める人は、流れで始めて、流れがなくなればすぐに止めてしまいます

”逆回転しない車輪”とは到底言えません

感情的な部分で留まる知識のみで悟った者は、一見悟ったとしても直後に迷っていたりします

最終的に人々を照らしつづける灯にはなりません

転 別視点

自分の行動を決めるに当たって、思い付きの発想ではなく、心の底からでてきた真の考えに従って行動するべし。そして自分の心を悟るには、常日頃から本心がどうあるのかを知っている必要があります。

静かな環境で、自分がどうありたいのかをじっくりと考えておく必要があり、そうすることによって自分の行動を決定し、その結果人々の道しるべとなります。

結 まとめ

思い付きの行動ではなく、常日頃から自分の本心を知り、悟ることにより、行動を決定します。そうすることにより人々の心の道しるべとなります。

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