前集058 辛い時は小さな幸せを実感、幸せな時は油断禁物

前集041-060

起 原文

苦心中 常得悦心之趣
得意時 便生失意之悲

苦心の中、常に心に悦ばしむるの趣を得
得意の時、すなわち失意の悲しみを生ず

承 意訳

苦難に陥っているときにおいても、常にその心を悦ばせるような趣味を求めることができます

幸運に恵まれているときにおいても、人知れぬ苦労があり、失意の中の悲しみがあるものです

転 別視点

苦中に楽あり、楽中に苦あり

安岡正篤さんの六中観は 忙中閑あり 苦中楽あり で始まります。忙中に閑あって始めて生きる、苦の中にあって初めて楽が理解できるという意味です。同じような意味です。

対極にあるものの中に存在するとその価値が良く理解できます。

結 まとめ

辛いときは、小さな幸せが輝きます。幸せなときは、油断せずに着実な一歩を歩みましょう。

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