後集101-120 後集110 周囲の環境は、自分の心の持ち方次第 起 原文 機息時 便有月到風来 不必苦海人世心遠処 自無車塵馬迹 何須痼疾丘山 機息む時、便ち月に到り風来たる有り、必ずしも苦海の人世ならず心遠き処、自ら車塵馬迹無し、何ぞ痼疾の丘山を須いん 痼疾(こしつ)、久しく治らな... 2023.06.06 後集101-120
後集101-120 後集109 自分を磨くことに専心する 起 原文 縄鋸木斷 水滴石穿学道者須加力索水到渠成 瓜熟蔕落得道者一任天機 繩鋸も木断ち、水滴も石穿つ道を学ぶ者は、須らく力索を加うべし水到ればに渠成り、瓜熟せば蔕を落つ道を得る者、一に天機に任す 繩鋸(じょうきょ)、つ... 2023.06.06 後集101-120
後集101-120 後集108 前提となる価値観により、幸不幸は変化する 起 原文 人生福境禍区 皆念想造成故釋氏云利欲熾然 即是火坑 貪愛沈溺 便為苦海一念清浄 烈焔成池 一念警覺 船登彼岸念頭稍異 境界頓殊可不慎哉 人生の福境禍区は、皆念想より造成す故に釈氏云う「利欲の熾然ならば、即ち是れ火坑、... 2023.06.05 後集101-120
後集101-120 後集107 無心になると、相手から近づいてくることもある 起 原文 興逐時来 芳草中撒履閒行 野鳥忘機時作伴景與心會 落花下披襟兀坐 白雲無語漫相留 興、時を逐いて来れば、芳草の中、履を撒いで閒行す、野鳥機を忘れて時に伴と作る景、心と会して、落花の下、襟を披いて兀坐す、白雲語を無く漫... 2023.06.01 後集101-120
後集101-120 後集106 大自然に触れる時間を長くとる 起 原文 山居胸次清洒 觸物皆有佳思見孤雲野鶴 而起超絶之想 遇石澗流泉 而動澡雪之思撫老檜寒梅 而勁節挺立 侶沙鷗麋鹿 而機心頓忘若一走入塵寰 無論物不相関 即此身亦属贅旒夷 山居すれば、胸次清洒にして、物に触れて皆佳思有り... 2023.05.24 後集101-120
後集101-120 後集105 目標 と 手段 を客観的に選択 起 原文 喜寂厭喧者 往往避人以求静不知 意在無人便成我相 心着於静便是動根如何到得人我一視 動静両忘的境界 寂を喜び喧を厭う者は、往々にして人を避けて以って静を求む意、人無きに在らば、便ち我相を成し、心、静に着せば、便ち是れ... 2023.05.23 後集101-120
後集101-120 後集104 未熟な間は清い環境、自分が確立したら社会に還元 起 原文 把握未定 宜絶迹塵囂使此心不見可欲而不乱 以澄吾静體操持既堅 又當混迹風塵使此心見可欲而亦不乱 以養吾圓機 把握未だ定まざれば、宜しく迹を塵囂に絶つべし此の心を欲すべきを見ずして、乱れざらしめ、以って吾が静體を澄ます... 2023.05.19 後集101-120
後集101-120 後集103 何事にも執着しない 起 原文 笙歌正濃処 便自払衣長往 羨達人撒手懸崕更漏已殘時 猶然夜行不休 咲俗士沈身苦海 笙歌正に濃やかなる処、便ち自ら衣を払いて長く往く達人の手を懸崕に撒ずるを羨む更漏已に残る時、猶然として夜行きて休まず俗士の身を苦海に沈... 2023.05.12 後集101-120
後集101-120 後集102 相手に何かを伝える方法は、いろいろ 起 原文 心無其心 何有於觀釋氏曰觀心者 重増其障物本一物 何待於齊荘生曰齊物者 自剖其同 心に其の心無ければ、何ぞ観に有らん釈氏「心を観ず」と曰う者は、重ねて其の障を増す物は本一物なり、何ぞ斉しくするを待たん荘生「物を斉しく... 2023.05.11 後集101-120
後集101-120 後集101 重要ではない事象に関しては、「接点なし」と割り切る 起 原文 田父野叟語以黄鶏白酒 則欣然喜 問以鼎養食 則不知語以藥袍裋褐 則油然樂 問以袞服 則不識其天全 故其欲淡 此是人生第一個境界 田父野叟は語るに黄鶏白酒を以ってすれば、則ち欣然として喜び、問うに鼎養を以ってすれば、則... 2023.05.10 後集101-120