後集094 周囲に翻弄されず、主体性を持った生き方をする

後集081-100

起 原文

以我転物者 得固不喜 失亦不憂
大地盡属逍遥
以物役我者 逆固生憎 順亦生愛
一毛便生纏縛

我を以って物を転ずる者は、得も固より喜ばず、失も亦憂へず
大地は尽く逍遥に属す
物を以って我を役する者は、逆は固より憎を生じ、順も亦愛を生ず
一毛も便ち纒縛を生ず

転ずる、使役する;逍遥(しょうよう)、気ままに散歩、悠々としていること;纒縛(てんぱく)、煩悩にしばられて自由を失うこと

承 意訳

自分が主体性を持っている者は、得があっても喜ばず、損失があっても憂うことはありません

周囲に生じる事項には、悠々としていることができます

自に主体的がない者は、逆境にはこれを憎み、順境には執着してしまう

一本の毛の存在にでさえ、煩悩に悩んでしまう・・・

転 別視点

自分が周囲をコントロールするのか、自分が周囲に翻弄されるのか、その考え方次第で人生の見方が変わります

全て自分で決定した人生は、楽しめる反面責任を伴い

周囲に自分の人生の成り行きを委ねた場合は、心からは楽しめない反面不具合を周囲に責任転嫁する心の狡さを許容します

結 まとめ

自分の人生は、主体性をもって取り組み、そして楽しもう!

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