後集002 隠居生活とは、何かを争うような心は捨てて、穏やかな心で

後集001-020

起 原文

釣水逸事也 尚持生殺之柄
奕棋清戯也 且動戦爭之心
可見 喜事不如省事之為適 多能不若無能之全真

水に釣るは逸事なるも、尚お生殺の柄を持す
奕棋は清戯なるも、且つ戦争の心を動かす
見るべし、事を喜ぶは事を省くの適たるに如かず、多能は無能の真を全うするに若かざることを

逸事(いつじ)、世間に知られていない隠れた事柄、浮世を離れたこと;奕棋(えきき)、囲碁

承 意訳

釣りは浮世を離れているようですが、生死の要素を持っています

囲碁は清らかな娯楽のようですが、戦争のような争いの心を持っています

見てごらんなさい、何かを楽しむことよりは何もしないことの方が気楽です、多くの才能を持つことよりは一つのことをやり続けるほうが本性にかないます

転 別視点

穏やかな隠居生活を楽しむということは、釣りをしたり、囲碁をしたりすることをイメージしますが、これは狩りを楽しんだり、他人と争ったりする要素を含み、現役時代の延長であって、隠居生活とはいえません。

何もしないでゆったりするのが良さそうです。

逆を返せば、釣りは囲碁を楽しむ心がある間は、まだまだ現役で頑張ることができる気持ちがあると言えます。

結 まとめ

隠居生活とは、何かを争うような心は捨てて、穏やかな心で過ごすようにしたい。

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