前集214 謙虚な姿勢を保っているかを時々振り返る

前集201-220

起 原文

大人不可不畏
畏大人 則無放逸之心
小民亦不可不畏
畏小民 則無豪横之名

大人は畏れざるべからず
大人を畏るれば、放逸の心無し
小民も亦畏れざるべからず
小民を畏るれば、則ち豪横の名無し

大人(たいじん)、徳の高い人、君子;放逸(ほういつ)、勝手きままなこと;小民(しょうみん)、しもじもの者。人民;豪横(ごうおう)、横暴である,権力を笠に着て勝手にふるまう

承 意訳

徳の高い人には畏敬の念を持ちなさい

そうすれば、勝手きままな心は生じません ⇒ 謙虚に学ぶ姿勢を持つ

品性に低い人にも畏敬の念を持ちなさい

そうすれば、横柄な心は生じません ⇒ 謙虚に生きる姿勢を保つ

転 別視点

前半も後半も、自分は謙虚さを持ち合わせているかという内容です。

論語に「吾日に吾が身を三省す」という言葉があります。一日の中で何度も自分を振り返るというないようです。

洪自誠さんは、強調するポイントは少し異なりますが、自分が謙虚な心を持っているかということと何度も振り返りなさいという意味です。

結 まとめ

自分が謙虚な姿勢を保っているかをときどき振り返るようにしましょう。

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