人間考察

後集001-020

後集014 外見を気にするよりも、心の「内面」を磨く

起 原文 寒燈無焔 敝裘無温 総是播弄光景身如槁木 心似死灰 不免堕落頑空 寒灯に焔無く、敝裘に温なきは、総て是れ光景を播弄す身は槁木の如く、心は死灰に似たるは、頑空に堕落するを免れず 焔、ほのお;敝裘(へいきゅう)、破...
後集001-020

後集003 飾るものがなくなったときに、真の姿が現れる

起 原文 鶯花茂而山濃谷艶 総是乾坤之幻境水木落而石痩崕枯 纔見天地之真吾 鴬花茂くして山濃やかに谷艶なる、総て是れ乾坤の幻境なり水木落ちて石痩崕枯れる、纔かに天地の真吾を見る 鴬花(おうか)、鶯が鳴き、花が咲いているこ...
前集221-225

前集225 心静かに、外部からの騒音を断ち、自分の本体を見つめる時間を持つ

起 原文 風恬浪静中 見人生之真境味淡聲希處 識心體之本然 風恬らかに浪静かなる中、人生の真境を見る味淡く声希なる処に、心体の本然を識る 承 意訳 心の中の風は安らかに、心の波も静かなるときに、人生の真の趣きが見え...
前集221-225

前集224 一時の華やかさよりも、継続する地道さ

起 原文 桃李雖艶 何如松蒼栢翠之堅貞梨杏雖甘 何如橙黄橘緑之馨冽信乎 濃夭不及淡久 早秀不如晩成也 桃李は艶なりと雖も、何ぞ松蒼栢翠の堅貞なるに如かん梨杏は甘しと雖も、何ぞ橙黄橘緑の馨冽なるに如かん信なるかな、濃夭は淡久に及...
前集221-225

前集222 良い修行環境が立派な人材を育む

起 原文 子弟者大人之胚胎 秀才者士夫之胚胎此時 若火力不到 陶鋳不純 他日 渉世立朝 終難成個令器 子弟は大人の胚胎、秀才は士夫の胚胎なり此時、若し火力到らず、陶鋳純ならざれば、他日、世を渉り朝に立つとき、終に個の令器を成り...
前集201-220

前集220 言葉選びは慎重に、自己確立にも注意を払う

起 原文 口乃心之門守口不密 洩盡真機意乃心之足防意不嚴 走盡邪蹊 口は乃ち心の門なり口を守ること密ならざれば、真機を洩し尽す意は乃ち心の足なり意を防ぐこと厳ならざれば、邪蹊を走り尽す 真機、心の中の機密、心根;邪蹊(じ...
前集201-220

前集216 重要事項は、感情的なときはダメで、心穏やかなときに決断する

起 原文 不可乗喜而輕諾不可因酔而生嗔不可乗快而多事不可因倦而鮮終 喜びに乗じて諾を軽くすべからず酔に因りて嗔を生ずべからず快に乗じて事を多くすべからず倦に因りて終りを鮮うすべからず 嗔(いかり)、怒り・腹立ち;鮮(すく...
前集201-220

前集208 人物の評価は先入観なしで、事実と自分の感性で判断する

起 原文 聞悪不可就悪 恐為纔夫洩怒聞善不可急親 恐引奸人進身 悪を聞いては、就ち悪むべからず、恐らくは纔夫の怒りを洩らすを為さん善を聞いては、急に親しむべからず、恐らくは奸人の身を進むるを引かん 纔夫(ざんぶ)、しょぼ...
前集201-220

前集202 眼前のことに一喜一憂しない、人生には挑戦あるのみ

起 原文 毋憂払意 毋喜快心毋恃久安 毋憚初難 払意を憂うこと毋れ、快心を喜ぶこと毋れ久安を恃むこと毋れ、初難を憚ること毋れ 払意(ふつい)、無関心、うまく行かないこと;憚(はばか)る、気持ちが離れる 承 意訳 ...
前集181-200

前集193 利益に走る人の害は小さく、名声に拘る人の実害は大きい

起 原文 好利者 逸出於道義之外 其害顕而淺好名者 竄入於道義之中 其害隠而深 利を好む者は、道義の外に逸出し、其の害顕れて浅し名を好む者は、道義の中に竄入し、其の害隠れて深し 承 意訳 利益を好む者は、人の道の外...
前集181-200

前集190 正しいと信じて行われる行動は修正が困難

起 原文 縦欲之病可医 而執理之病難医事物之障可除 而義理之障難除 縦欲の病は医すべし、而して執理の病は医し難し事物の障は除くべし、而して義理の障は除き難し 承 意訳 欲望をほしいままにする病気は治すことができます...
前集181-200

前集187 恵まれた環境にあるときこそ、不遇な事象への備えをする

起 原文 處冨貴之地 要知貧賤的痛癢當少壮之時 須念衰老的辛酸 富貴の地に処しては、貧賤的の痛癢を知らんことを要す少壮の時に当っては、須らく衰老的の辛酸を念うべし 痛癢(つうよう)、精神的、肉体的な苦痛 承 意訳 ...
前集181-200

前集183 功績を自慢 + 自分を飾る = 自分に自信がない人

起 原文 誇逞㓛業 炫燿文章 靠皆是外物做人不知心體螢然 本来不失 即無寸㓛隻字 亦自有堂堂正正做人處 功業に誇逞し、文章を炫燿するは、皆是れ外物に靠って人と做るなり知らず、心体螢然、本来を失わずんば、即ち寸功隻字無きも、亦自...
前集161-180

前集171 自分の本性を知るには、心を静かにして、考えを整理整頓する

起 原文 心虗則性現不息心而求見性 如撥波覓月意浄則心清不了意而求明心 如索鏡增塵 心虚なれば、則ち性現ず心を息めずして性を見んことを求めば、波を撥いて月を覓むるが如し意浄ければ、則ち心清し意を了ぜずして心を明らかにせんことを...
前集161-180

前集166 道徳の実践に励み、守銭奴にはならないように

起 原文 勤者敏於徳義而世人借勤 以濟其貧儉者淡於貨利而世人假 儉以飾其吝君子持身之符 反為小人営私之具矣惜哉 勤なる者は徳義に敏む而して世人は勤を借りて以て其の貧を済う倹なる者はは貨利に淡し而して世人は倹を仮りて以て其の吝を...
前集161-180

前集162 信用する人間は信用され、不誠実な人間は不誠実な対応をされます

起 原文 信人者 人未必盡誠 己則獨誠矣疑人者 人未必皆詐 己則先詐矣 人を信ずる者は、人未だ必ずしも尽く誠ならざるも、己則ち独り誠なり人を疑う者は、人未だ必ずしも皆詐らざるも、己則ち先ず詐れり 承 意訳 世の中の...
前集141-160

前集160 自分の長所には注意して気づくべきですが、自分の豊かさを周囲に自慢してはダメです

起 原文 前人云 抛却自家無盡藏 沿門持鉢効貧児又云 暴冨貧児休説夢 誰家竃裡火無烟一箴自眛所有 一箴自誇所有可為學問切戒 前人云う「自家の無尽蔵を抛却して、門に沿い鉢を持して貧児に効う」とまた云う「暴富の貧児、夢を説くことを...
前集141-160

前集157 「私利私欲の人」や「他人を傷つける噂話」からは距離を置く

起 原文 交市人不如友山翁謁朱門不如親白屋聴街談巷語 不如聞樵歌牧詠談今人失徳過挙 不如述古人嘉言懿行 市人に交わるは、山翁を友とするに如かず朱門に謁するは、白屋に親しむに如かず街談巷語を聴くは、樵歌牧詠を聞くに如かず今人の失...
前集141-160

前集146 静かな夜に、一人で自分の心と向きあう時間を大切にする

起 原文 一燈螢然 萬籟無聲此吾人初入宴寂時也暁夢初醒 群動未起此吾人初出混沌處也乗此而一念廻光 烱然返照始知耳目口鼻皆桎梏 而情欲嗜好悉機械矣 一燈蛍然として 万籟声無し此れ吾人初めて宴寂に入るの時なり暁夢初めて醒め 群動未...
前集141-160

前集143 「利益には近づき、不利益には離れる」これが一般的な人情です

起 原文 饑則附 飽則颺 燠則趨 寒則棄人情通患也 饑うれば則ち附き、飽けば則ち颺り 燠なれば則ち趨り、寒ければ則ち棄つ人情の通患なり 附く、ある物・人と触れる、または離れない状態になる;颺(あが)る、ひるがえる;燠(あ...
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