前集098 周囲との調和を保ちながら、自分の主義主張を実践

前集081-100

起 原文

澹泊之士 必為濃艶者所疑
撿飾之人 多為放肆者所忌
君子處此 固不可少變其操履 亦不可太露其鋒芒

淡白の士は、必ず濃艶の者のために疑われ
検飾の人は、多く放肆の者のために忌まる
君子これに処して、固より少しもその操履を変ずべからず、またはなはだその鋒芒をあらわすべからず

淡白、淡白質素;濃艶、こってりとして豪華を好む人;検飾、厳格な人;放肆(ほうし)、勝手きまま;鋒芒(ほうぼう)、切っ先,矛先

承 意訳

あっさりとした質素を主とする士は、華やかさを好む者からは、何を考えているのかと疑われます

万事に厳格な人は、ずぼらで勝手きままな者からは、毛嫌いされます

君子はこれに対処するに当たって、自分の主義主張を変えることはしてはならないが、だからと言ってその主義主張で相手と衝突ばかりしてもいけません

転 別視点

質素倹約で、いろいろなことに厳格であることは、とても重要で正しい道ですが、それを周囲に強要してトラブルになるよりは、適宜折り合いをつけるようにするほうが重要です。

人間社会で生きていくには、周囲から浮いて正しい道を歩むよりは、周囲とともに楽しく生活し、周囲の人々全体の徳が上がったほうが、全体として楽しく・正しく道を歩めます。

個人よりもトータルで考える姿勢が重要です。

結 まとめ

正しい道を歩むに当たっては、自分の主義主張を変えることはしてはなりませんが、だからと言ってその主義主張で相手と衝突ばかりしてもいけません。

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