後集041 活き活きと自分の人生を楽しむ

後集041-060

起 原文

出世之道 即在渉世中 不必絶人以逃世
了心之㓛 即在盡心内 不必絶欲以灰心

出世の道は、即ち世を渉る中に在り、必ずしも人を絶ち以て世を逃れず
了心の功は、即ち心を尽す内に在り、必ずしも欲を絶ち以て心を灰にせず

出世の道、俗世間を出離する道;了心(りょうしん)の功、自己の心性を悟る工夫

承 意訳

俗世間を脱する道は、俗世間の中に存在し、人里を離れて、人を避ける必要はない

悟りの工夫は、自分の心の中にあり、欲望を絶ち、心を枯らしてしまう必要はない

転 別視点

俗世間を脱するということは、人間味を失うこととは別次元の話

心を悟ることは、活き活きと心を躍らすことと両立する

結 まとめ

活き活きと人生を楽しみながら、自分の心を悟り、俗世間を脱することは可能です。矛盾しない事象です。

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