前集012 後世に永く恩恵を残すように心がけたい

前集001-020

起 原文

面前的田地 要放得寛 使人無不平之歎
身後的惠澤 要流得久 使人有不匱之思

面前的の田地は、放ち得て寛きを要す。人をして不平の歎(たん)なからしむ。
身後的の惠澤は、流し得て長きを要す。人をして不匱(ふき)の思あらしむ。

不匱、匱は乏しいことで、不匱は”乏しくないこと”

承 意訳

生きている間は、なるべく寛大で、愛想よく開放的に生活して、誰にも不平不満を言われるようなことがにようにしたい。

死んだあとは、なるべく後世に恩恵を残すようにして、後世の人が永くその恩恵を受けれるようにしたい。

転 別視点

後世に恩恵を残すことは、どのようなことかと考えてしまいます。少なくともお金を残しような一時的なものではありません。

ノーベル賞をとるような発見は、人類に多くの恩恵をもたらします。菜根譚を含めた中国古典も後世に恩恵を残しています。

心に染みる言葉です。

結 まとめ

生きている間は寛大に行きます。後世に永く恩恵を残すように心がけたい。

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