前集132 偉大な業績は、地味で小さな努力の積み重ね

前集121-140

起 原文

青天白日的節義 自暗室屋漏中培来
旋乾転坤的經綸 自臨深履薄處操出

晴天白日的の節義は、暗室屋漏の中より培い来る
旋乾転坤的の經綸は、 臨深履薄の処より操り出す

晴天白日、心にやましい所が全くないこと;暗室屋漏(あんしつおくろう)、人のいない隠微の空間;旋乾転坤(せんけんてんこん)、今までのことを反省して心を入れかえること、天地をひっくり返すようなこと;臨深履薄(りんしんりはく)、細心で周到な注意を払うこと

承 意訳

一点の曇りのない道義は、暗く隠微な空間から生まれてきます

天地をひっくり返すような政策は、細心で周到な注意を払うことによって完成します

転 別視点

大きな、偉大な事業というものは、一見その華やかな見た目とは対極の地味で小さな作業の積み重ねということです。

現在、華やかに(長期間にわたり)世界で活躍している人物のほとんどは、地味で小さな努力の積み重ねを実践したうえでの華やかさということを理解すべきです。まずは、目の前の一歩一歩を着実に歩みたいです。

結 まとめ

大きな、偉大な事業・成果というものは、地味で小さな作業の積み重ねから生まれてきます。

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