前集090 不遇な環境であっても、常に「前向き」に生きる

前集081-100

起 原文

天薄我以福 吾厚吾徳以迓之
天勞我以形 吾逸吾心以補之
天阨我以遇 吾亨吾道以通之
天且奈我何哉

天我を薄するに福を以ってせば、吾れ吾が徳を厚くして以って之をむかえ
天我を労するに形を以ってせば、吾れ吾が心を逸して以って之を補い
天我を阨するに遇を以ってせば、吾れ吾が道を亨らしめて以って之を通ぜしめば
天も且つ我を奈何せんや

亨、通りぬけること

承 意訳

天が私に福が少ないようにしたならば、自分自身が徳業を積んで福がくるように迎え入れます

天が私に苦労を強いるようにしたならば、自分は心を安逸にして心の苦労を補います

天が私を困厄の境遇に落とし入れたならば、自分は道徳を実行して困厄の道を通り過ぎます

このようにすれば、天でも我をどうこうするというわけにはいきません

転 別視点

どのような過酷な環境に我が身を置いたとしても、それにめげず徳業を積み、心穏やかに、困厄を通過するようにします。

自分ではどうしようもないことによる不遇の環境という要素がどうしても一定の割合で人生に影響します。そこでめげてしまって、自分はどうでもいいやと考えてはいけません。自分の与えられた環境の中で可能な範囲で前向きでcreativeに生きていく姿勢で人生を歩めば、必ず道は開けてきます。

結 まとめ

前向きに生きることさえ忘れなければ、どんな不遇な環境であっても必ず道は開けてきます。

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