前集197 時の流れに敏感になり、変化に柔軟に対応する

前集181-200

起 原文

建㓛立業者 多虗圓之士
僨事失機者 必執拗之人

功を建て業を立つる者は、多くは虚円の士なり
事を僨り機を失う者は、必ず執拗の人なり

虚円(きょえん)、虚心平気、既成の固定観念にとらわれず、 情勢の変化に柔軟に対応できる能力;執拗、執念深く、強情なこと

承 意訳

功績を建てて大事業を成し遂げる人は、多くの場合固定観念に囚われない、変化に対応できる人です

事業に失敗し、好い機会を逃してしまう人は、必ず執念深く、強情で変化に対応できない人です

転 別視点

時の流れにより、状況は常に変化しています。その流れについて行ける人とついて行けない人で、その人の功績の有無は大きく変わります。

以前は「10年ひと昔」と言われ、10年前とは考え方も価値観も変わると言われていました。今は数年で変化するものも多いと感じます。常に考えて、適応する姿勢が大切です。

結 まとめ

時代の変化に敏感になり、その変化に柔軟に対応する姿勢が必須です。こだわりや強情な姿勢では、時代遅れの人間になります。

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