前集221-225

前集221-225

前集225 心静かに、外部からの騒音を断ち、自分の本体を見つめる時間を持つ

起 原文 風恬浪静中 見人生之真境味淡聲希處 識心體之本然 風恬らかに浪静かなる中、人生の真境を見る味淡く声希なる処に、心体の本然を識る 承 意訳 心の中の風は安らかに、心の波も静かなるときに、人生の真の趣きが見え...
前集221-225

前集224 一時の華やかさよりも、継続する地道さ

起 原文 桃李雖艶 何如松蒼栢翠之堅貞梨杏雖甘 何如橙黄橘緑之馨冽信乎 濃夭不及淡久 早秀不如晩成也 桃李は艶なりと雖も、何ぞ松蒼栢翠の堅貞なるに如かん梨杏は甘しと雖も、何ぞ橙黄橘緑の馨冽なるに如かん信なるかな、濃夭は淡久に及...
前集221-225

前集223 理性を持って、心眼で真実を見極める

起 原文 君子處患難而不憂 當宴游而惕慮遇權豪而不懼 對惸獨而驚心 君子は患難に処して憂ひず、宴遊に当って惕慮す権豪に遇ひては懼れず、惸独に対して心を驚かす 患難(かんなん)、困難に出あって苦しみ悩むこと;惕慮(てきりょ...
前集221-225

前集222 良い修行環境が立派な人材を育む

起 原文 子弟者大人之胚胎 秀才者士夫之胚胎此時 若火力不到 陶鋳不純 他日 渉世立朝 終難成個令器 子弟は大人の胚胎、秀才は士夫の胚胎なり此時、若し火力到らず、陶鋳純ならざれば、他日、世を渉り朝に立つとき、終に個の令器を成り...
前集221-225

前集221 他人には優しく、自分に厳しく

起 原文 責人者 原無過於有過之中 則情平責己者 求有過於無過之内 則徳進 人を責むる者は、無過を有過の中に原ぬれば、則ち情平らかなり己れを責むる者は、有過を無過の内に求むれば、則ち徳進む 無過、過失がない;有過、過失が...
PAGE TOP